アマニャン

一度だけ日系ブラジル人のオタクでコーヒーをご馳走になった。フライパンでコーヒーを煮て紙でなく布で漉していた。いくつかの魔法瓶に詰めて一日、日本でいうお茶変わりに飲むようだ。ミルで挽いてサイフォンや紙のドリップで気取って飲む日本人のコーヒー感覚・文化に違いがあるようだ。逆に、日本茶の飲み方に関しては日本人がヒトコトあるのかも？
「テキーラを飲んだ」と、日本の若者がいうと「すごくお酒が強いんだ？」とか「お金持ち！」「メキシコ行ったことあるの？」という反応が想定される。でも、ブラジルの人は、お酒の前に食事を済ませ、先に強いテキーラを小さい器（ショット）で一気に飲んで、上げるという。それから落ち着いて、ビール・ウイスキー・ワインなどに移るのだとか？
「アマニャン」（明日）という言葉があり、「明日ね！」という感じで「明日の煩わしいことは、また明日」という考え方があるようだ。過去の聖人君主も「明日のことを思い悩むな」とかいってた。聞いていても耳に残らず、ましてや脳に届かず、心は動かない・・・まさに凡人の極み標本なのである。