ivataxiのブログ

絵 文章 映画

寄り添うネコ

道であったらいつもはないて寄ってくる猫
たいてい普段は外で出会うと、鳴きながら寄ってくる猫である。半分家の中、半分は外で過ごすので、会社勤めの人間のようだ。朝のハンティングに成功すると、獲物をくわえたまま、まだ眠っている人間の所に「とった!」といいつけに来る。そして、怪しいうなり声とともに、生きたまま食べる。朝早くすでに外にでかけたことは知っていた。お隣で猫に会う。普段なら鳴いて挨拶をするのだが、排水溝の出口で背筋を伸ばして、何かが出てくる気配に神経を集中している。こちらをチラっと見るのだが「今はこんな状態で、声はだせないんだよ」という、困った表情になる。こちらも「うん。君の立場は良くわかるよ」と、目配せをし、そっと通って行った。