ivataxiのブログ

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バイク話

RZ50
中古で二台も同じバイクを100kmも離れたショップで買う馬鹿がいるだろうか?・・それが、いるんです。それは私です。自家用車を扱うディーラーで「軽トラ」を借りて、わざわざ二台も50ccの中古を買いに行った。100kmも離れている・・往復200km。「もぉ~バカ・・馬鹿・・ばか・・オバカさん!」と、自分に言い聞かせてやりたい。でも、「リミッター解除の50cc」は、当時珍しく、自分的には中型免許もまだ取っていなかったから「ぜひ欲しい」50ccだったのである。でも、体は一つ・・。そう、何台も乗ってはいられない。やがて、中型免許を取り、250ccを購入。スクーターを1台残して、すべてバイク屋さんに持って行きましたとさ・・

50ccRZ
50ccしか乗れなかった4年間、原付遍歴をした。50ccでは「リミッター解除」のRZが2台あった。わざわざ軽トラックを借りて、100km先のバイクショップに買いに行った。今なら、出張買取・査定など、サービスが充実したからそんな苦労はないだろうが。何分古いので、せっかくリミッター解除されていても、中々60kmにも達しなかった。2サイクルの悪い面ばかりが目立つ。でも、何だか楽しい。高回転を維持する限りパワフルなのだ。50ccでレースに参加している人が近くにいて、その人も同じ機種だった。だが、部品をすべてバラして、正確に組み上げてある。「大量生産だと、微妙にずれなどがあるので、組みなおすだけでかなり性能が上がる」のだとか。もう、お互いバイクには乗っていない。レースに出ていた人は、同じ考え方で彼の人生を再構築しているのだろうか?

ヤマハ・フォーゲル50cc
かなり以前は移動の中心はバイクだった。今は怖くて乗っていない。途中から中型免許を取ったが、原付時代が長い。バイク屋の店先で見つけた「ヤマハのフォーゲル50cc」に一目ぼれしてしまった。当時「ゴリラ/モンキー」の方が人気だった。それは知っていたが、オニギリ型の大きな燃料タンクに惚れてしまった。(惚れてまうがなぁ~♪)短いホイールベース・・良く転んだ。鎖骨も折った・・でも、嫌いにはならなかった。タンクが大きいから、遠出も可能・・実際、50ccで遠出は疲れるのだが。途中で、ホイールベースを長く改造、タイヤをオフロードからオンロードに交換。でも、ノーマルで乗れば良かったと今は思う。ホイールベースを伸ばしたため、カーブの途中で急に倒れ方が変わる。そういうこともあって、いつしか手放した。

フォーゲル
一台目は何も知らずに「ホンダ・ロードパル」を買ったのだが、原付の楽しみを知るには十分な一台だった。ただ、燃料タンクが小さいかな?というのと、チェンジ付きに乗ってみたい・・という欲望がわいた・・。そんな頃、バイク屋の店先で見かけたのが「ヤマハ・フォーゲル」であった。ゴリラやモンキーのように小さくて、タンクが心持大きいのだった。きっと、これもバイク屋のいいなりの金額で、半ばだまされた感じだ。でも、惚れた弱み・・気に入ってしまったのでしょうがない。大きなタンクなのにホイールベースが短いので、すぐに前が上がる。タイヤはいかにもどこでも走れそうなタイヤなので、山や海に行きたくなるのだった。どこかで見た「波打ち際を走るバイク」の図をやってみた。とたんに転んだ。倒れたバイクを引き起こす時、ヒビの入っていたらしい鎖骨が骨折・・動けなくなった。近くを通りかかったランクルの女性に助けてもらった。でも、しばらくはヤマハ・フォーゲルには乗った。あまり乗っている人がいなかった車種なので、どこにいてもわかってもらえた。愛すべき一台なのだ。

SRX250
最後に乗ったのがこの「ヤマハ・SRX250ネイキッド」である。ネイキッドはカウル(フェアリング、風除け)のない丸目である。100kmを超えると、体が風で後ろに持って行かれるから、疲れる。あまり、高速道路には乗りたくなかったし、タンデム(二人乗り)も、ついにしなかった。でも、ここ中部圏から、日帰りで東京・横浜・大阪などには良く行った。「ツルム」というのが、今もってできない性格で、当時も一人で走った。名阪などで、しばらく休憩場所が見つからず、半分寝ながら走ったこともあった。また、どうしても大阪まで行かなくてはならず、嵐で新幹線が止まり、名阪も通行止めという日に、この「SRX250」は、活躍してくれた。大阪にびしょぬれで着いたが、どうもチェーンがおかしい・・。バイクショップを見つけて入ると。「無理して台風の中来たから、油がすっかり無くなっていますよ」と、いわれた。油をさしてもらい、帰路に着いた。帰路は晴天だった。朝早く起きて、特に用事もなかったのだが、SRX250にまたがり普段の何気ない道を走っていて、油断してカーブでフロントブレーキをかけて、転んだ。バイクは走行車線に残ったが、人間は反対車線まで転げた。逆さまになり、ヘルメットに「チャリチャリ」という、アスファルトとの摩擦音が聞こえた。逆さまにキャッツアイが迫る。「ぶつかるとヘルメットが割れる」と思い、手をついて回転した。痛かったけど、反対車線に入る車があり、やっと走行車線のバイクを起こす。フロントフォークが曲がり、でもエンジンはかかったので、曲芸みたいな格好で近くのバイク屋さんにそのまま引き取ってもらった。有料だった。以来、その怖さが染みて、バイト以外はバイクは乗っていない。(わかみぃさんの書き込み、返事とダブリます)

ヤマハSRX250ネイキッド
400ccまで乗れる免許だが、予算の関係で250ccにした。単気筒だが「ボボボボ」という音ではなく「ガルルウウン」という感じ。カウルのある方がカッコ良いし、早いだろう・・だが、なぜだかネイキッドにしてしまった。シートが狭く、長く乗ると痛い。だが、日帰りで500Km前後の距離を・・良く走った。ほぼ立ちゴケで、前輪のフォークが曲がる・・修理費がかさみ、手放した。400ccのSRXは今も良く、町で見かける。手作りに近い完成度の高いバイクだと思う。そう、持っていて磨くだけ・・という選択肢もあったのだが。



郵便カブ
今は多分アリエナイ話。(郵政民営化前の話)郵便局で「色を塗り替える」という条件で、無料でカブを譲渡してもらった。50ccではなく、80cc位だろう。・・じゃあ、きっと早いね!・・と、思うだろうが、そうでもない。郵便業務で限界まで走行した後のエンジンなのだ。たった50kmにも、なかなか到達しない。でも、安定感があり、荷台がガッシリしていて好きな一台だった。

バイクもETC
今はバイクに乗っていない。だから、聞いた話。車に比べ、バイク用のETCは、値段が高いのだとか?以前、乗っていた時は、高速道路の料金支払いが地獄だった。料金支払機の所にバイクを止め、手袋を取る。かじかんだ手は鈍感で、お金を落とす・・。厚着だったりで、緩慢な動き・・うまくお金を拾えない・・。そんな時「こんなことを解消してくれる何かがあったら!」と、天をあおいだものだった。時代は変わり、バイクにもETC・・。ぜひ、付けることをお勧め!

HONNDAスカイ50cc
新車でも5万円ほどのスクーターだった。HONNDAのスカイ。小さく軽く、そして安さはスタイリングのそこここに見える。純正のタイヤを辞め「TT100」という、ネバリのあるタイヤにしたら、途端に楽しくなった。軽いので、力はなくとも瞬発力があり、取り回しが楽なのだ。ブレーキはそこそこだから、後輪を滑らせたり楽しい。「欲しい」という人が現れて商談成立。その人は、そこからしばらく乗っていたみたいだった。

スカイ
50ccの中でも最廉価商品(今ならチョイノリみたいな)だった「ホンダ・スカイ」というのも長く乗った。最後まで調子よく、別の人に売ったが、その人もさらに長く乗り継いでくれた。やはり、ホンダのエンジンはタダモノではないのかも知れない。でも、小さくて軽くて、ちょっと物足りない面が強力に鼻につき始めた。そんな折「売ってぇ~」という人が現れたのだから「渡りに船」というものである。いくらだったか、双方損のない価格での売買だったはずだ。タイヤをTT100という、大きめでグリップのある物に履き変えていた。だから、ただでも取り回しが良いのに、さらに「一体、どこまで寝るんだよぉ~」的面白さで、たまに路面にジャリなどが落ちていて、怪我などもしたものであった。

HONNDA・DJ-1R
もったいないのだが、あまり乗らなかったHONNDA「DJ-1R」。嫌いだからというより、他に何台かあるスクーターばかり乗ってしまう。「おかずなども好きなものを取っておいて、後で食べよう派」なのだ。だが、一度「バイク泥棒」の被害に遭った。見つかりはしたが、気持ちが悪い。DJ1-Rも、ほとんど乗らずに「結婚して引っ越すので足が欲しい」という、近所のスーパーの女の子にさしあげた。

DJ1-R
たくさん50ccのバイクを所有しているのに、CMがうまくできていて「つい魔が差して」購入したのが「ホンダ・DJ-1R50」である。性能・スタイルとも問題ないのだが、すぐに手放してしまった。SRX250での転倒による「心の傷」のせいで、すべてのバイクを手放した・・という時期にたまたま購入してしまったからだった。近くのスーパーに働く新婚女性が買ってくれた。たぶん、ほぼ新品だったので「安い買い物」だったとは思う。あまり乗らなかったせいもあり、良いバイクだったのだが、自分との接点が薄いことも事実だった。

パッソーラ改
長く50ccに乗っていた。「普通自動車免許」のオマケの原付免許という奴である。パッソーラの60ccにボアアップした「出物」という奴を買った。確かに、良い音で「60cc」なんだなぁ~!と、思えた。だが、走りは40ccクラスであった。「出物」というより「オカシナ代物」を掴まされた・・そんな感じだった。

ロードパル
自動車免許には「原動機付き自転車」の免許がついていた。マンガを買っても、グリコでも、オマケが付いているというのは嬉しいものだ。だが、とりあえず車だって人のを借りていたし、50cc以下の原付バイク・スクーターに乗る予定もなかったし、そんなに関心・欲求という物もなかった。だが「向こうから押しかけてくる」という状況には滅法弱い。「スクーターを売りたい人がいるんだけど」という話が持ちかかった。自動車も持っていないから「あっても良いか!」くらいの気分で買った。後で知るのだが、ハメられた・・とは、こんな感じをいうのだろう。保険は切れているし、程度も良くはなかった。でも、まったく最初のスクーターなので、比較検討することができなかったことが幸せと呼べそうだ。自転車よりも早く走れて、風が心地よい。燃費が良く維持費もスペースもあまり考える必要がない。でも、冬や雨の日にはつらいということは後で知ることになった。そのスクーターは「HONDA・ロードパル」という。ママチャリにエンジンが付いているような形である。今の多くのスクーターよりも非力である。だが、タイヤが大きく走破性に優れているし、スピードも「こんなもんで良いんじゃないの?」と、納得していた。最初は青だったのだが、自分でオレンジに塗った。白で塗ってからオレンジを追加したのだが、遠くで見ると茹でたカニみたいな印象になった。おそらく二年位乗った・・壊れるまでは。どこも自慢できるところのないスクーターだとしても、個人的には思い入れのあるスクーターであった。