ivataxiのブログ

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壊れた大阪弁

大阪で生まれたが関東が6年、そして現在まで数十年静岡県に住む。横浜と東京も微妙に違うが似たような物。まだ、カンペやサンマが関西から関東に来る以前だったから、大阪弁は怪訝な顔で見られた。なので当時、アナウンサーの方法で矯正した。イントネーションをまったく無くし、次にイントネーションを付け直す。具体的には「雨」の発音も、大阪では最初に、東京では後にイントネーション強くなる。無個性な話し方になった。また、男性にしては女性的に感じた。静岡県では逆に女性が話すと男性的に感じた。「バカ良い」とは「とても良い」ということで「バカ」は「とても・すごく」のようにあまり意味もなく使う。大阪では「あほ」はそんな感じだが「バカ」といわれると決闘物だ。もうすっかり地元の古い方言も理解したが舌がついて来ない。大阪の現在の若い人と話すとまったく大阪弁で話せない。かといって東京の言葉でもなく、静岡県中心の関東・関西ブレンドの言葉なのである。「メッチャ」「メッサ」が今の大阪での「すごい・とても」なので、静岡県の「バカ」に匹敵する言い回しだ。ボクの知る古い大阪弁には「メッサ・メッチャ」はなく。「むちゃくちゃ」という古い言い回しがあるだけだ。各地若い世代が言葉を壊しまた新しくして定着させている。もうどこの言葉なのか自分でもわからなくなってしまったこの頃だ。