ivataxiのブログ

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旧日本人

「2014年の日本人」である。たぶんそうだと思う。縄文時代弥生時代というのが日本にはあったそうで、出土の土器・土偶・生活跡などから推し測られる。何しろ、文字による歴史の記録はまだ始まっていない。農機が石から青銅になる鉄に変わる。農機は田畑を耕す目的以外に戦争にも使える。弥生人は寒い方からではなく暖かい九州・中国地方に入ったようで、そこで縄文人との交代劇(たぶん戦争もあったのだろう。古事記(口伝・伝承を書き残した物)のツチグモなどの怪獣として描かれた部分は、先住部族とも思われる。ジブリアニメ「もののけ姫」の中のアシタカの部落は恐らく、東北に押し出された先住民族を暗示しえちるのではないか?北海道にはアイヌの村が半分観光地として残る。内地の人との混血や、北海道を出て暮らす人々の足取りはさらに良くわからない。
所で今「人で不足なので外国人を移民させて労働力不足を補おう」と安易に目論んでいるらしいとネット・マスコミ媒体でも知ることができる。1990年前後に、バブル期の日本では「3K」(3つのK、汚い・危険・きつい労働)を、南米ブラジルやペルーからの労働力で補ったという過去がある。当時、レート差で一年働いて戻ると王様のような暮らしができたという。そんな成功者を見聞きして「我も我も」と、労働力は継続的に集まった。その頃の日本人は、「引く手あまた・売りて市場」だった。就職は簡単で「バブル」という現代元禄時代だった。3Kにはロボットも投入された。人間の形ではないが、腕だけ・目だけみたいに、人間の部分的な代用が可能になった。何しろ機械なので、痛くない・いつまでも同じ仕事ができるなど、良いことも多い。でも、人間みたいに自分で判断して変更とかはできないから、機械の仕様やプログラムは人間が変更しなければならなかった。
現在、労働力不足を日本では「ロボットに代行させること」が検討されているようだ。手塚治虫氏の「鉄腕アトム」が、まさに未来予見につながりそうだ。1990年頃とは違い、現在のロボットは、特に日本では異様な進化を遂げている。姿も人のそれであるアンドロイドもそろそろ姿を見せるかも?チェスの大会も機械が人間を凌駕して、機械と機械のチェス対決となるのだろうか?ロボット同士の格闘技もある。人間がリモコン操作しなくても、センサーで相手を認識して格闘スタイルを変更できる。
そして、純日本人同士は、晩婚・少子化・未婚・などで、縮小傾向なのに。日本人と外国人・外国人同士の結婚による、外国人と混血児が人口構成では増えることになるだろう。
ロボットがロボット自身の考えで、新たなAIやアンドロイドなどを作り出す時代になれば、ターミネーターの世界が映画の中だけの話ではなくなる。
かくして、純日本人特区というところに、かつての日本文化観光のためのわずかな人々が残る日本となるのか?いや、世界中がロボットの支配下になるのか?