ivataxiのブログ

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岐佐神社

豊橋から浜松にかけてもお祭りの季節だ。盛大だったり文化的意義があったり、そうでもなくても地元で楽しんでいたりぃ~のイタぁリア~ン♪なのである。こんなにモビリゼーション・交通手段が発達してなくて、長い江戸幕府鎖国時代の土着意識・自然崇拝・命がけの天からの授かりを祈念しての儀式が綿々と形を残して、ある物は衰退しつつも形骸化して残り、ある物は歴史はないものの商業的な成功を収めているお祭りなのだ。ぼくは子供の頃は大阪の東淀川区天神祭というのがあり、そこの「たこ焼き」を食べて「世の中にこんな旨いものがあるのか?」と一人舌鼓を打ってお祭りに参加していた。浜松県西部に移り地元のお祭りはナゼダカ途切れて無い時期に当たっていた。断れない先輩の誘いで車に乗せてもらい「舞阪岐佐神社祭り」を見た。知らないお宅に上がりご馳走を遠慮なくいただく。隣は知らない同士。大きな太鼓を奉納する。大人も子供もイヌもネコもみんな大きな太鼓の音に踊りながら狭い道をゆっくり奉納する。商業的形骸化したお祭りとは一線を画した古来の海の神様と人間の契・契約・祭りを血の中に残す人たちの繋がりを大きな太鼓の太古の音に共有できる気持ちのなるのだった。