スイム・トラウマ

スイム・トラウマ

弱い人間である。体がなまっているのに、お酒ばかり飲んでいた30代後半。これを断ち切るには、すごい目標が必要だ。というところに突き当たる。単純なので、トライアスロンに目標設定。1月から始めて、7月に試合。初心者用の、半分コース。沼津千本浜だった。最初のスイム（泳ぐ）のところで、最初のコーナーの浮きのところに、人間が集中して、盛り上がっていたところを抜ける。手を振り下ろすと、水面ではなく、人の背中だったり。コーナーを抜けたところで、ずいぶん水（海水）を飲んでいた。ロープにつかまり、しばらく息を整える。ロープでひるむプロレスラーとかぶる。息を吸うことが大切なので、しばらくは背泳ぎ。呼吸が整ったら、クロールに戻す。プールと違い、海水でウエットスーツを着ているから、体が浮いた。体を浮かすための、腕使いが必要ないので、前へ進めるためだけに腕を使うことができた。自然とフォームも変わる。前へ出した腕の浮き沈みで、波の状態がわかるから、呼吸もできた。あとで、数値を見ると、スイムが早かった。でも、これがトラウマになり、その後は、スイムのないデュアスロンばかり出ていた。