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砂時計

砂時計

砂時計を見ていた。「5分」のときの流れが目で見える。上にあった砂がすっかり下に落ちれば5分。ラーメンを作るなら3分かも?採血のあとの、止血に「5分」。隣の女性は、砂時計を置いたまま、目ではスマホを追っていた。とっくに5分は経過している。彼女にとっての5分は短い。ぼくは、砂が落ちる様を見ている。とても長い。同じ5分だが、人により感じ方も違うようだ。彼女の砂時計はゆっくりと砂が落ちていた。