ivataxiのブログ

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オデン 肉まん

コンビニの冬「おでんなのか?肉まんなのか?」という選択肢がイヤでも熱い。ぼくは、この話題は少し斜めに見ている。コンビニドアを開けてすぐのおでん臭はイカガな物かと思いきや、あの匂いこそ冬にそそるじゃありませんかという人々も存在するのが事実。コンビニのない時代、たとえば昭和中期あたりにはおでんは屋台と決まっていた。又は自宅で鍋で楽しむ食べ物だった。大阪では「関東煮」「関東炊き」とも呼ばれ、クシには刺していなかったと思う。ぼくはクジラの油「コロ」が、嫌いだが、お汁全体に「コロ」の出汁と味・匂いが蔓延していた子供時代の原体験が今も心に残っているのだろう。「赤塚富士夫マンガのおそ松くんのチビ太のクシ刺しオデン」は、関西にいても好奇心をそそったビジュアルだ。パン屋とか、お菓子屋などのガラスケースの中で常に蒸かした肉まんを食べさせるサービスというのもあった。外側がパン生地なので、中のそれぞれの匂いが気にならない。だが、中が何なのか?という問題が残る。白いパン生地の丸い頂点に小さく丸い点が一つだと肉まんで2つだとあんまんでみたいに印がしてあった。一つしかダメと言われれば、間違いなく肉まん派とあんまん派に分かれるのだろうが、もっと食べても良いよという心の広い大人のおごりの場合、ピザまん・カレーまんなどもイイだろう。だが、悲しいかな昭和のお店は定休日もあり、夜は8時くらいで店じまいだったのだ。今ではコンビニが軒並みである。この時期、ゆとりがあれば、肉まん・あんまんにピザまんも良いだろう。どっち派の垣根を越えて、おでんもテイクアウトしてもイイのかも知れない。