ivataxiのブログ

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ロボット化

1990年頃、日本人は「売り手市場」だった。「3K」(キツイ・汚い・危険)の仕事を嫌がり、美味しい仕事についた。たとえ3Kの仕事でも日本とのレートに違いで、旨味を感じる海外からの助っ人たちがたくさんやってきた。途中から人間の身体の動作をロボットが代行できるようになった。その動きはより人間らしく巧妙になった。大量生産や競争により優れたロボットが進化の加速を倍々で進めている。動きだけでなく、最近は形や感覚・さらには思考までが機械化されつつある。「チェスで電子頭脳が人間を負かした」という時点から多くの人類と機械の立ち位置が変わり始める。そのことはSFの世界ではとっくに予言されていた。でも、まさか現実に起きるとは考えていなかった。「人間が楽になるための機械」から「機械をメンテナンスするための人類」へと変わらなければ良いのだが。