ivataxiのブログ

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HINOKIO

HINOKIO
鉄人28号実写版の中に、気になる予告映像を見た。借りようかどうしようか・・って、結局はしっかり邦画コーナーに迷い込んでいた。たった一個しか置いていない・・あまり力を入れていない在庫らしい(鉄人も・・)。タイトルは「HINOKIO」遠隔操縦のロボットの名前だ。部品にヒノキも使われているから・・と、ヒノキオに・・もちろんピノキオにかけているのだが。母を失うこととなった事故で、主人公サトルは足と心にダメージを負った。足はリハビリでもうすぐ治るようなのだが、心はいつ開くのかはわからない。父親役の中村雅俊がロボットの開発者で「H-603」という機種をサトルの代わりに学校へ通わせる・・というイントロ。最初はロボットが普通に人間の動きをするのが違和感・・でも、最後は自然に馴染んだ。いじめっ子でガキ大将役のジュン・・最初、ヒノキオ/サトルをいじめる。だが、それでも一緒にくっついて来るヒノキオを次第に仲間として受け入れる。釣りをするシーンで、大きな魚にジュンが水に引き込まれ、助けようとしたヒノキオが逆に沈んでしまう。「魚に飲まれたらピノキオになっちゃう」と、さりげないジョーク・・ふふっとさせる。濡れた洋服を脱ぐシーンでジュンが実は女性だったことがわかる。ロボットの目を通して、部屋にいるサトルは幼い恋心?ロボットがショートして煙が・・「み・・水が入ったからだよ・・」と、言い訳のようで心理描写のようでもある。仲間との触れ合いの中で・・「本当に大切な人との別れ」に直面したジュンとサトルは、照れも臆病風も吹き飛んで、互いに命がけ?で行動し始める。さわやかな印象。特にジュン役の多部未華子から目が離せない。