ピリン系風邪薬

大学の4年間は薬局の店員のバイトだった。薬科大学だったら良かったのに。デザイン科だから薬剤師の免許とは遠い方向だ。調剤室という部屋があり、細かく薬をブレンドできるのだが、ここは薬剤師免許を持つオーナー夫婦の独壇場。でも、売上的にはCMのある薬が多く、ぼくでも売れることが多かった。風邪薬の中で「ピリン系」と「非ピリン系」という二本立ての頃だった。どう違うかなんて良くわからない。でも「ピリン系風邪薬の多様でラリって遊ぶ」という、ドラッグに近い使い方をする人が蔓延していて、途中からピリン系風邪薬は販売禁止となった。（その店は当時まだドラッグストアではなかったのだ・・・・あはは）そんなことは自分とは関係ないと思っていたが、血相変えた数人の見慣れないお客さんたちが買い占めに来た。きっと、そのあとラリったパーティーをしたのかも知れない？薬のネット販売が解禁だとか。良いことも多いのだが、ぼくは随分いらぬ心配をしてしまいます。薬局店員だった頃のいらぬ心配をするクセなのかも知れませんが。