ivataxiのブログ

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2019-02-07から1日間の記事一覧

ブログこころがまえ

「自身の放火」「薬物犯罪」などをブログに載せて、のちに逮捕され・・マスコミに実名写真入りで内容を公開される・・。こんな効用もあるんだ?「交通事故で病院に運ばれる時のために、外出時にはきれいな下着を着ける人たち」みたいな、ブログの日ごろの心…

消えた桜並木

小学校の通学路には桜の老木が並んでいた。以前、そこを通った人たちの孫が通学していたりする。10年程前に、市の計画道路拡幅のため、桜の並木は惜しげもなく切り倒された。小学校の運動場一杯にコンクリートの段差で歩道と仕切られて久しい。段差の上には…

狼少年

「いつもウソばかりつく」と、村人から敬遠されている少年がいました。血相変えてその少年が「オオカミだ!」といって、山から走って下りて来ました。村人は誰も見向きもしません。「どうしてぼくのいうことを、信じてくれないの?ぼくがいつもウソをつくか…

ダイダラボッチ

たぶん岡山あたりを出発した「ダイダラボッチ」という巨人は、富士山をまるでイスみたいに腰を下ろして一休みします。途中、遠州灘でバランスを崩し、一度手のひらを砂地につきました。それが、現在の浜名湖が手のひらの形をしている由縁だとか?大きな人だ…

西遊記

スケールのでかいおはなし(ある意味ホラに近い)・・といえば、中国三演戯の一つ「西遊記」だろうか?三蔵法師を天竺に無事に連れて行くお供に、カッパのサゴジョウ・ブタのハッカイ・そして主役的キャラのサルのソンゴクウが魑魅魍魎と戦いながら旅をする…

ほらふきドンドン

「パットマンX」や「はぐれ雲」などで有名な漫画家の「ジョージ秋山さん」の、隠れた名作に「ほらふきドンドン」というのがあった。どんぶり・どんしん(始めの二つのドンをあわせて、ドンドン)という名前のニグロの和尚さんが主人公だ。破天荒なウソ・ホラ…

牛 機械化

父は田んぼを預け大阪に出て母と結婚した。その田んぼも、そろそろ誰もやってくれないような話である。一応、場所を確認に行った。そう広くはないが、人間の手だけではとても管理できない。地元の人は各自トラクターなどの機械を買って持っているのだという…

祖父 短い余生

父方の祖父については、自慢できることがほとんどなく、逆に田舎なのにスキャンダルにはことかかなかったようだ。隔世遺伝というのがあって、その子供でなく、孫により強く遺伝因子が働く・・ということがあると聞いた。どうやら、そういうのはあるんじゃな…

はなさかじいさん

少し長い眠りから覚めたドラキュラ・・世の中は「やせていて、長身で、どこか影のある男性」というのが人気の時代に移り変わっていた。夜のドラキュラは水を得た魚だ・・?美女をお持ち帰り放題・テイクアウト自在な日々を送った。魅惑の夜の最後は、お決ま…

ピリン系

ぼくの無芸大食大学生活をみかねたのか新丸子の薬局のご主人が「アルバイトしないか?」と誘ってくれた。結果4年間丸々その薬局でアルバイトした。当時は「ピリン系の鎮痛剤の量を間違えると幻覚が現れる」というので問題になった。しばらくその問題は放置さ…

お江戸へ

平成の大合併で、市と市がくっつき、市の数が減り一つあたりはサイズアップした。 ・・では次は道州制へ移行・・。 しばらくすれば廃藩置県から廃県置藩へ・・。 そして、日本は鎖国に逆戻りし、幕府が復活・・江戸時代リターンズとなる。 チョンマゲのサム…

アマギ

学生時代は参宮橋にすんでいた頃があり、その頃は、新宿・赤坂・中野の大学の同級生が良く遊びに来ていた。彼らは自宅から通っていた連中だったから「空腹」という言葉の真の意味をわかっているとは思えなかった。だが、ぼくはその言葉を常に体感していた。…

王さまの耳 パンの耳

求人広告を見て、良い条件なので、床屋さんは王様の専属になることになりました。でも、以前からの床屋の友人たちは、この王様の専属になったあと、みんな消息がないのでした。「ここで見たことは内密に・・でないと、この城を出ることはできんぞ」と、家臣…

錬金術師

「ダイヤよりも金の方が価値があるのか?」とか、かなり高齢で物知り顔の人に聞かれたことがある。(マガタマといわれなかったから、太古の人ではないと思う)「金が価値基準なのだし、金が高いとかはおかしいんじゃないの?」と、答えた。 金に換算して、そ…

黒川きしょう ホモ・モーベンス

かなり前・・そう、氷河でユーラシア大陸と日本がつながり、我々の先祖がマンモスを追いまわしていた頃よりは最近の話だが・・。黒川紀章氏の「ホモ・モーベンス」という本を読んだことがあった。「ホモ・モーベンス」といってもモーホーの話ではなかった・…

大政奉還

貧富の差という物は以前から存在したのだと思う。 「中流意識」という言葉に隠れて、 バブル期には気づかなかっただけなのだと思う。 「失われた10年」を経て、現在は「格差社会」と呼ばれている。 元々生まれつき、上位にいる人たちが 世の中を切り回してい…

ローマ帝国

ローマ帝国では、紀元前73年「奴隷の反乱」以降、 奴隷を恐れるローマ人が多くなったという。 ローマの政治家セネカは、元老院で 「奴隷全員に特別な服装をさせよう」と、提案。 「だが、そんなことをすると・・ 主人より奴隷の方が多いことがはっきりわかっ…

古代ギリシャの食事

古代ギリシャでは、 裕福な地主や貴族たちの小グループが権力を握っていた。 最上位が「ペンタコシオメディムノイ」そして「ヒッペイス」 「ゼウギタイ」「テテス」と続く・・。 権力者の関心のほとんどは「贅沢な食事」にあった。 貯蔵庫には、ありあまる食…

裸の王様

悪いデザイナーにだまされて、王様は裸でパレードに望みました。 「どれ、バカな王様は国民にバカにされている頃だろう」と、 悪いデザイナーはホテルの部屋からのぞいてみました。 でも、国民は王様をバカにしている風でもありません。 むしろ、歓声と歓喜…

山下清 画伯

山下清画伯といえば「ぼぼぼ・・・ぼくは・・お腹がすいたんだなぁ~・・だ・・だから・・おにぎりが食べたいんだなぁ~」と、芦屋がんのすけさんが、テレビ「はだかの大将」の中で話す印象が強い。残ってる写真・エピソード・本人の文章・絵などから察する…

サイケデリック 横尾忠則

サイケデリックという言葉は、既に死語・・なのかも知れない?そういえば、アイビールック・平凡パンチ・ビートルズ・フォークソング・VANジャッケット・11PM・・・なんて、聞いたことないですよね?ベトナム戦争の最中、若者は反戦運動に身を投じていた頃・…

キタローのパパ

現在のアニメなどのイメージでは、ゲゲゲの鬼太郎も、目玉親父である鬼太郎のパパも、なんだか可愛い。水木しげる氏は多分天才・・いや、鬼才という方が良いのかも知れない。もしも戦争がなければ、彼は平和に浸りのんびり画壇で油絵を描いて・・「日本のセ…

ノラクロ 秀吉

子供の頃、父親が描いてくれたマンガは「のらくろ」だった。上手だと思った。戦争が終わっても、マンガの中に戦争の色合いが残っていて「ロボット上等兵」などのように、兵隊の中で次第に出世していく・・というストーリーのマンガがあった。ただ、主人公が…

トリのフン

車のボンネットなどに、鳥のフンがついていた。それはありふれた光景なのだ。乾いたままでは落ちにくいから、少し水でふやかしてから洗い流したりする。おそらくカラスのフンだろう。だが、良く見ると、海草が含まれていた。カラスは雑食とは聞いていたが、…

coco

シャネルの本名は「ガブリエル」と、なんだか少し男性的で強そうな響きの名前なのだという。「ココ」という呼び名がどうしてついたのかは、良くわからない。母が亡くなり、父親に施設に預けられても「お父さんはアメリカにいるの。いつか迎えに来るの」とい…

エビス氏

彼は長崎から出て来て、東京のシナリオ学校にしばらく通った。友達をたくさん作ろうと思っていたのに、友達ができなかった。いつも授業も一人後ろで聞いて、帰るのもいつも一人だったという。それで、学校は辞めてしまったのだという。「一人でできる仕事を…

シオマネキ

シオマネキは、片方だけ大きいはさみを持っているカニです。シオマネキの世界では、ハサミが大きいほど強くて魅力的な男性なのでした。もともと、片方のハサミが誰より大きいボスは、それでもまだ満足できません。どんどんに鍛えたので、ハサミはとても立派…

ペンギンマン

ペンギンマンは生れ落ちた時には貴族だった。しかし、両親は彼の異様な姿を人目にさらすことを恐れた。それで、生まれて間もない彼は川に流されてしまう。幸か不幸か彼は生き延びた。地下の汚水の世界になぜかペンギンたちが住み、彼はペンギンたちに育てら…

マグリッド

今なら、パソコンを使い、画像編集すれば容易にできてしまうかも知れない。だが、100年前にはパソコンはなかったから、油絵で表現した。シュール・レアリズムと呼ばれる一派(超現実主義)の有名な一人であるルネ・マグリット。彼のテクニックと、ビジョンは…

ポールデルボー

今の日本でいうなら「仲間ゆきえ」に似た、やせて、目の大きなアゴの細い丹精な顔立ちのどこか憂鬱そうな表情の女性たちが、まるでクローンみたいに裸や半裸で夜の町並みに出没していたりする。そんな画風の多いポール・デルボーの絵は、偏ったエロスの漂う…