ivataxiのブログ

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秘伝のたれ

18歳の夏は小さなラーメン屋さんのカウンターで「へいらっしゃいなんにしましょうか?」という感じのバイトをした。そこのラーメンのスープは美味しい。秘伝のタレという奴だろうか?長靴を履いてカウンターから厨房に入れてもらったことがあった。秘伝のタレはグツグツと魔法使いの鍋みたいに年中沸いていた。厨房のヒトは「時々、水を足す」と、いいながら、ニワトリのトサカ・足、トンソク・耳・鼻なども入れていたから、中を覗くと異様な世界が広がっていた。「地獄の大鍋って、こんな感じなんじゃないの?」という感じだ。当時は、キャベツなどは冷蔵庫には入れないから夏は腐ったりする。まな板で使える部分だけ切り取り、あとは鍋の中。だから、ゴミは少ない。今回、キャベツの使い回し事件発覚の前で良かった。