ivataxiのブログ

絵 文章 映画

デザインの専門学校に一浪して同級生になった男性がすぐに辞めてしまったのでお宅を訪ねた。彼はバイトをしながら油絵の専門学校に移籍したようだ。学校もバイトも都内で、刺激も多いから良いのかも知れない。「グラッシュ法」という、透明に近い油絵の具を何度も重ねてリアルな絵を描くというから、短気なぼくには無理そうだった。ウイスキーの角ビンを飲み干したあと「良い物を見せる」という彼。少し残ったウイスキーと、そこに吹き込んだタバコの煙、それを蓋して良く振る。電気を暗くして蓋を取った所に火を付けると・・火が段々下に向かって燃えて落ちて行く。青とか紫のような火がメラメラゆっくり落ちる様は宇宙的だった。