ワックスかけた

ナポレオンの辞書には「不可能の文字」がなかったという。少し不完全な辞書だったのだろう。ぼくの辞書の「ワックス」という文字は半ば消えかかっていた。昨日近所に綺麗な黒い車があった。聞いてみたら「ワックスをかけた」のだとか。「触ってごらん」と、いわれた。女性だったので、本当に良いのか？と、ためらうが、あくまで車のボディーの話。触ってみると、ツルツルしていた。朝、石鹸でお顔を洗ってっるだけの人とエステに行ってる人の違いくらいはあるだろうか？「・・・」少し敗北感。でも、屋根はかけなくて良い・・という情報を手に入れた。スプレーで吹きかけ、拭き取るだけで完了というワックスや、紙に染み込ませてセットされた使い捨てワックスなども売っているというから、世の中浦島太郎だ。でも、すごく古いワックスが４つ残っており、「シロ」が一つと「メタリック」が、三つある。今はメタリックなので、こいつを使うことに。夕方近くなので、家の影になった時間・・ワックスをかけた。今、腰が痛いので、いたわりつつかけた。車の横に小さな側溝があり、そこから蚊が攻撃してくるが、かけ続けた。古い布で拭き取る・・。「おお、ツルツル」きっと、次回はいつのことやら？・・せいぜいこの感触を覚えておくことにした。