ivataxiのブログ

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オンナの霊戦士の夢

女霊戦士の夢
平安くらいのいでたちの若いスレンダーな女性。遺伝的に霊と戦う力を持って生まれた。二本の刀で魑魅魍魎をなぎはらうが、きりがない。「私は女の身に生まれたが、ここで戦う」「お前には、教えを守っ伝えて欲しい」という。目の前の海原、海岸、土手を上がると別の世界になる。時は現代、スクーターで走っている。大きな二本の川にかかった橋を阿弥陀に抜けて曲がった道は、広い工事中の道。前後に間隔を開けてブルドーザーが横一列に隙間なく並んで抜けられない。一つ間が開いた隙間からスクーターで抜けていくが、どうしても抜けられない所がある。道の脇にダンプが止まり、屋根に板が斜めにかけてある所をスクーターはかけ上がるが非力で止まった。スクーターを降りてすぐお寺がある。大きな古いお寺、やはり平安の頃のようだ。中に入ると、平安の童子になっている。首のない人が壁に吊ってある。息をかけると首が後ろ前に生えて気持ち悪い。式神のようだ。床の間に腰掛けている鎧の男は、死者の顔。息をかけると生気が蘇った。それを見た寺の人相の悪い痩せた老僧が「あなたはこの人形の秘密を知っているでしょう?ここに嫁いだ娘が置いていった物だが、秘密の霊力と関係があるはず」という。童子である僕は、女霊戦士の持ち物とわかったし、秘密は知っていたが、この老僧には教えてはいけないと思った。何か秘密の教義に必要な物らしい。福助みたいに座った小太りの人形だった。