ivataxiのブログ

絵 文章 映画

グループ展 霊

グループ展で・・
深夜に物が動き、亡くなった人の知らせを朝聞いた話しを書いた。それに関しての余話。その人とはグループ展を何回か一緒にやった。無料で借りれる図書館での展示で、実際には自分一人で展示していたのだが、作品は何人かで持ち寄ってもらった。その亡くなったカットマンは、忙しくて一度も見にこれなかった。白血病で亡くなった彼だが、グループ展の日にちは意識していたようで、カレンダーを良く見つめていた。今にして思えば、彼の寿命と、どちらが先なのか?ということだったのだろう。展示の数日前に彼は亡くなり、展示最終日・・「あまり人も見に来ないから店じまいしようか?」と、一人立ち上がった。その時、見えない力が押し戻し「ドスン」と、椅子に体を押し戻された。「彼がここに来ているのだな!」と、直感した。・・思い直して、誰も来なくても時間まで展示を続けることにした。