ivataxiのブログ

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バットマンシリーズ

バットマンシリーズは何となく気になる。元は漫画なのに実写のために描いたような気持ちにさえなる。良くできた作品だ。子供の頃白黒の実写テレビは、いい加減なシャツと布でできたコウモリの仮面のオッサンがロビン君という少年助手と一緒にバットカーという特殊なスポーツカーに乗ってやってくる。悪人を見るとともかくぶん殴る。西部劇を引きずったようなアメリカ人好みなわかりやすい仕上がりで娯楽作品だったと覚えている。マイケルキートンバットマンはヨロイも精密で悪役も精神的な病んだ部分を好演する役者が次々に登場し、豪華絢爛な大掛かりなハリウッド映画に変化していった。そして現在はヒースレジャーの死と引換に?新たな時代に突入していると思う。安易なSFXを全面に出しても「コンピューターはなんでもできて当然」という見る側のハードルが高くなって来ているから役者の実力が非常に必要になる。ヒースレジャーはこの作品を撮影中私生活が荒れて凶暴だったようだ。彼自身の人生の火を縮めても完成度を上げたようにも思うのだが。