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弁天島温泉駅

弁天島温泉駅

バブル直前の「弁天島温泉駅」付近は、夕方、浴衣の前をピラピラさせた観光客が満腹でお酒も入って気持ちよくユラユラ歩くのが見られた。大きなホテルではなく、小ぶりの温泉旅館がたくさんあったのだろう。小腹がすいたら、何か見せに入って。歓楽街もあったハズ。北にある舘山寺温泉よりも、東海道本線を利用する場合圧倒的有利な立地。現在は「無料送迎バス」が、舘山寺旅館街から東隣の「舞阪駅」に迎えに来る。舘山寺には「パルパル」という遊戯施設もある。弁天島温泉は大きなホテルが進出して町の賑わいは去った。今では大きなホテルも細々。お犬様時代「四足を食べてはいけない」というお触れ。舞阪あたりの漁村で、長い不漁続きの折、弁天島の四足を食べたとか。「海の神様のたたり」を鎮める神社ができ、祭りも残る。舞阪の太鼓は有名。今も「旧暦」なのは月と海に関係。一度行った(地元知人が一緒でないと参加できない)が、神聖で涙腺を刺激する踊り・おはやし・太鼓の音だ。日付が変わると、とたんに音がやむ。静けさには神がやどる気もした。