トンビ シッポ

トンビの回転　無駄ではなかったシッポ
カラスやハトやスズメや、ツバメの話ばかりで少し反省している。だから今回はトンビの話・・。（ぜんぜん、反省になっていない）朝早く、ジェット戦闘機の爆音が聞こえた朝だった。「こんなに低く飛ぶか？」と、少しイブカシく思う。重たい曇り空で、長く見つめていると、地面みたいに見える。・・とすると、自分は空に立っているような不思議な感覚。さっき見たジェット戦闘機のように、二羽のトンビがゆっくりと舞いながら上昇する所に出くわした。ネコくらいの大きさで、撫でてあげたくなったが、本当に撫でることはできそうもない。上昇に必要なのは大きな両翼だ・・と思っていた。だけど、シッポがおかしな動き・・。ターンする前、シッポは少し斜めにひねられるようなのだ。（そこがネコとは違う）雄大な両翼の静かな動きとは正反対の、おもしろい（尾も白い・・ではない）動き。やっぱりあのシッポ・・飾りではなかったのだ！と、実感させられた。トンビが声だけになってしまった頃・・またしても二機のジェット戦闘機の姿が、トンビのように見え、少ししてから爆音が聞こえた。