ivataxiのブログ

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ノラクロ 秀吉

子供の頃、父親が描いてくれたマンガは「のらくろ」だった。
上手だと思った。
戦争が終わっても、マンガの中に戦争の色合いが残っていて
「ロボット上等兵」などのように、
兵隊の中で次第に出世していく・・
というストーリーのマンガがあった。
ただ、主人公が人ではなく、ロボットだったり犬だったり・・
擬人化されている。
人間をリアルに描くには、戦争の記憶は新し過ぎたのかも知れない。
のらくろは犬だが、敵が猿だったりする。
パノラマの風景での戦地の描写などは、とてもリアルだ。
戦争とは、戦地とは、兵隊とは・・
笑いの中にちりばめられて描かれていた。
父親の世代では、娯楽を選ぶほどにはなかっただろう。
本の紙質も悪い漫画を、楽しみに読んだことだろう。
はじめは下から、段々出世して行く様が、見ていて気持ち良い。
木下とうきちろう・・から・・豊臣秀吉への出世を、
後の人が語って残したような感じと似ているのかも知れない。