ivataxiのブログ

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氷枕
ずっと上向きで寝ている。「さぞかし退屈なんじゃないか?」と思う人もいるだろうが…まさにその通りなである。そして、体の下というか背面が痛い。1日でわかるのだが、すでに一週間…「もう充分わかっているちゅぅとんねん」だがまだまだ…。頭は「氷枕」が優れ物だ、もしない場合、すぐに手に入れて欲しい。「君を後悔させない」・・・「う~ん歯が浮く」。そう。問題は歯の噛み合わせが悪くなりそうなのだ。買うべし

氷枕2
戯れに氷枕を布団の上に乗せてみた。目を閉じると、家で昼寝する時猫が上に寝に来るあの感覚が蘇った

車椅子
「自分で立って一人で歩ける」という、ごく普通の動作がなかなかできない。二週間も寝ていれば、筋肉もあちこちしぼんでしまう。足を地面に着いた時、足の裏が「ピリピリ」と痛かった。足の裏の筋肉が退化しているのだろうか?最初は、立って歩こうとしたら、フラフラしているのか、看護婦さんが急いで車椅子を持って来た。タイヤのついた新しいスポーツへの挑戦のように思えた。手だけで動力と操縦とブレーキを同時に兼ねている。大きなタイヤが二つあり、そこに手で回転を与えるという仕掛けである。足を置く部分は折りたたみになっている。片手しか使えない患者さんは足をついて、微妙な舵取りをするのである。前身からバックも瞬時に行えるのだが、下手をすると前輪が簡単に持ち上がる。いわゆる「ウイリー」なのである。たとえ病院の中だからといって、車椅子でウイリー走行というのは目立つし、万一倒れて頭でも打ったら・・即座に新しい手術を受けなおさなくてはいけない。だから、ウイリーはしないことにして、ごく普通に車椅子走行を楽しむことにした。