ivataxiのブログ

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幽体離脱3

たぶん幽体離脱3
無事手術は終わった。肉体は生存を再び開始していた。ただ、問題は意識がもどらなかったということ。「自分」のいるベッドのカーテンの向こうに研修生が誰かに話しかけている。「**さん。あなたはスポーツ心臓ですね」・・と。数日後、意識がもどり、その同じ研修生がまた「**さん。あなたはスポーツ心臓ですね」と、同じセリフをいった。「誰にでもそんなことをいうのですか?」と、聞いたところ「いいえ。**さんにしか話ていません」という。「そうですか?でも、隣のベッドの人に、あなたが同じことをいうのを聞きましたが・・」というと。彼は理解不能なことにぶち当たった時のロボットのような表情と動きで「・・そうですか・・不思議なこともあるんですね・・」と、いって、別の患者さんの所に行ってしまった。以来、彼とは会っていない。