はなせん

はなせん　ティッシュ大量消費　小話
鼻水が止まらない。花粉症か？どうかはわからない。ともかくティッシュで鼻をかんだ。二箱空になっても止まらない。「鼻に詰めたら？」母は、ぼくの体ではなく、ティッシュの消費が気になるようだ。ティッシュを丸め鼻に詰めてみた。それからやはりティッシュ二箱空になってしまった。「まだまだ入るぞ！」という妙な自信があった。「おや？」何となく、耳がかゆい。どうやら、丸めて押し込んだティッシュが、耳から出てしまったようだ。自転車を出して、母はぼくの目を見ないでスーパーにティッシュを買いに行った。