ivataxiのブログ

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峠の集会

幽体離脱したかも?話の続き。広い和風の畳の部屋に男ばかりがビッシリ正座している。裃か平安時代の服かはわからない。明け方前の暗い頃だ。一番前の立派な服装の男性がひれ伏すと、波のように前から順次ひれ伏して行く。正面は、山肌のムキ出しの岩場になっていて、踊り場のように飛び出している。やがて現れたのは、やせた女と見まがうおねぇ~マンだ。腰巻き以外は全裸だ。薄墨色のイレズミが全身に美しい。やがて彼?は踊りだす。岩をピョンピョン飛び上がる。会場を走って出てゆくと、それまで整然としていた群集は、踊りながら着いていった。 峠の集会に出くわした。坂を下って何かの集会に間に合うように前日会場に着いた。まだ誰もいない。ヒト寝入りする・・。広い和風の畳の部屋だ。暗がりに話し声がする。見ると、チョンマゲの番頭と日本髪の女将がコソコソ話している。お金のことでモメているらしい。また目を閉じる。薄目を開けると、会場は一杯だった。ナゼか平安時代のような服を着ている。男ばかりで皆若い。順列がしっかりしているのか、一番後ろに座らされていて、その中では一番若いようだった。隣の少年に「こんなヘンピな所だと、バイクがいるね!」と、声をかけると、意味がわからないような怪訝な顔をされた。明け方前の暗がりに正面の松明だけが明るい。音頭を取るように先頭のリーダー格の裃姿で綺麗に髷を結った男が、丁寧に頭を下げると、それに習って前から波のように頭を下げる。マネして頭を下げた。全身イレズミのおねぇ~マンが現れた。リーダー格が「かしこみ~かしこみぃ~♪」と、歌いだすと、イレズミおねぇ~マンはディスコみたいに踊りだした・・・。