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阿佐姫塚

今から400年前の昔、山内山城守通重が城主の頃。その娘に阿佐姫という姫様がいた。阿佐姫はふとしたことから性の悪い婦人病にかかってしまいました。阿佐姫は、毎日泣き暮らし、侍女たちの慰めの言葉も聞かず「私は死にます。死んで、女の人の身を守ります。二度と女の人がこんな病気にならないように、なってもすぐ治るように、私が守ってあげます」そういって、その夜小刀で自ら命を絶ってしまいました。侍女たちが泣いて悲しみましたが、どうにもならないので、城の西、太田川に近い所に葬りました。これが「阿佐姫塚」で、城の横に「阿佐姫大明神」として祀りました。すると、婦人病にかかった女の人、かからない女の人も、みんなお参りするようになり、今なお阿佐姫大明神にはお参りに来る人が年中絶えないということです。(阿佐姫塚、看板より)