ivataxiのブログ

絵 文章 映画

チキンの足

チキンの足

小学校一年の冬は「小児病棟」で過ごした。残った子供たちのために、先生や看護婦さんたちがささやかなパーティー。もし、家に戻っていたらパーティーというテレビの中にしかない白黒西洋風習にはまだ出会わなかったはず。ともかく、お医者さんたちはそれを子供たちを集めて披露してくれた。あまり覚えていないが「とても美味しいニワトリのもも肉」のことだけは鮮明に覚えている。
今では、ニワトリのもも肉をクリスマス以外でも食べる日本。「ケンタッキーフライドチキン」は、さすがにクリスマスは忙しいようだが、日常でも食べることができる。
アメリカは最初から今のように飽食の国ではなく、開拓時代には原住民(インディアン/最初、そこがインドと勘違いしていて、インディアンと呼んだようだ)が、かわいそうに思ったのか「ターキー/七面鳥」をもたらしたそうだ。サンクス・ギビング・デーはコンビニの名前ではない。七面鳥からいつしかニワトリに替わり、感謝が消え、原住民は住居を限定し純潔は混血されて何もかも忘却のかなた。そして今の飽食のUSA「カモンベイビーアメリカ」踊りの日本の忘年会運動不足中年アキレスケン切り問題へと発展するのだった。「中年の足」じゃなくて「チキンの足」の話でした。