ivataxiのブログ

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チビクロサンボ

チビクロサンボ
「チビクロサンボ」というお話があります。でも、「肌色の表現が人種差別なのでは?」という観点から、発禁になったとも聞きました。今なら「チビ」というだけでも身体的特徴の問題表現・・ということで、やはり発禁になっていたのかな?ともかくそれは黒人のサンボという名前の小さな男の子のお話です。「傘と洋服と靴」をあげる代わりに、サンボはトラたちから命を取られずにすみます。一つずつのアイテムしかもっていないトラ三匹は「自分がジャングル一番」を主張し、互いの尻尾を追いかけ、木の周りをグルグルまわるのでした。これで「オシマイ」でも十分オモシロイ。でも話はまだ続きます。トラたちはあまりに高回転で回ったために溶けて「バター」になってしまうのです。(トラは黄色いので、溶けると黄色いバターになったという発想)。そこで「かわいそう」とは思わず、その大量のバターでホットケーキをたくさん(枚数を忘れた)焼いて、家族でお腹一杯食べるのでした。「トラが溶けて可哀想」という気持ちはどこかに消えていて「そのホットケーキが食べたい」と、おなかのすいた子供ならだれしも思うのでは?(今ではおなかをすかせた子供が存在しない?)そんな想像力豊かな童話がかつてはありました・・。