ivataxiのブログ

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カサブランカ

香り2 カサブランカ
近くのホテルは外気・風を遮断するためなのか、一枚通り抜けたあと、さらにもう一枚自動ドアを通るように設計されている。自動ドアにはさまれた少し狭い透明な部屋がある・・という感じなのだ。外からその狭い透明な部屋に入った時、強い香りで少しクラっとしてしまった。甘い花の香りで、その小部屋は満たされていた。その正体を確認するまでもない・・「カサブランカ(大輪のゆりの一種)」だ。(ジュリーの歌や映画にもそういうのがある)日常あまり目にしないが、結婚式などではイセエビと同じくらいポピュラーな感じで添えられている華やかな舞台上の女優のような気品と気高さのあるユリの花だ。でも、指を入れると「パクっ」と、食いつかれそうな恐怖も密かに覚える花でもある。