ivataxiのブログ

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石森章太郎 ジュン

ファンタジーワールドJUN 石森章太郎

黒いタートルネック(亀の首・・確かにそうかも?)つながりで個人的に思い出す
もう一つは、2次元だが「ファンタジーワールドJUN」石森章太郎(石ノ森に改名以前
「COM」(旧虫プロ)連載なのだ(火の鳥連載・あだち充竹宮惠子西岸良平などを輩出、
後のコミケの元となる)。「これは漫画ではない」と漫画の神様・手塚治虫氏が
(嫉妬混じりに?)語り、二人の断絶があった・・という話は大人になって知った。
石森章太郎さんの「JUN」以前の漫画(サイボーグ009幻魔大戦など)がとても好きで、
良く真似していたのでどうしても漫画を描くとクセが出る。「JUN」以降は「劇画宣言」で
絵が大人的に変わる。個人的には好きではないのであまり見なくなった。
でも「仮面ライダー」などはこの頃の作品で不朽の名作なのだろう。
故人となっても独り歩きするところが「サザエさん現象」である。
「ファンタジーワールドJUN」は石森章太郎氏の実験作品であった・・・
既に漫画家としてある意味十分な成功を納めていてのさらなる挑戦であった。
(純粋だな!)文字・セリフが無く、詩的な絵の連なりで見る側が
心に刻むポエムのような展開だった。この主人公の中性的な男性JUNが
いつも黒のタートルネックを着ていた・・という話。