ivataxiのブログ

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アインシュタイン1

アインシュタイン1
小学生用のマンガで、アインシュタイン博士のことを読んだ。何しろ、学校で理数系の勉強はまったくだめだったので、パラパラ見た。宇宙空間での光・ブラックホールなどは、マンガを読む感じで面白かった。原子の核を中性子で飛ばし、瞬間で連鎖反応を起こし、理論上無限に連鎖を繰り返す・・という考えにたどりついた一人。不幸なことにドイツに活動していた彼は、第2次大戦の最中、ナチスから逃れアメリカに亡命。多くの科学者がアメリカに亡命した中、科学者の連鎖反応で原爆は生まれた。ただ、落とそうと思った、ナチスとイタリアが及落したあとだったので、振り下ろすことのできない名刀は、ホコ先を同盟国だった日本の広島に落とす。最初はウラン爆弾だったようで、さらに改良されたプルトニュウム弾が広島に投下された。活字にするとそんな感じで、世界のどの国もそれ以上の実感を伴わない歴史上の悲劇だ。日本にたまたま生まれ、広島も長崎も訪ねたことがある。広島の記念館での写真の展示は、ぜひ各国の首脳・お歴々に見て欲しい。
アインシュタインという名前、そしてナチスからの亡命など・・きっと、彼はユダヤ人だったのだろう。ユダヤ人の選民思想のバックグランドには、彼らの優秀さと、お金を稼ぐ力があげられるだろう。一方、映画・演劇・芸術に関しても優秀な人が多く、科学者も例にもれない。エルサレムという祖国を追われた歴史を、世界中の誰もが忘れても、彼らは子孫に伝え続けるだろう。変わったパフォーマンスは「アッカンベー」した彼の写真などを見てもわかる。ジョークも普段から連発だったようだ。日本を訪れた彼が、天皇陛下の存在を喜んだという。日本人自体が忘れている、天皇陛下の隠された意味・存在価値というものを、ユダヤ人であるアインシュタイン博士のほうがずっと理解していたのかも知れない。