ivataxiのブログ

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さいが崖 布はし

サイガガケ・ぬのはし
1500年代の12月こと、見てきたわけではない。図書館の持ち出し禁止コーナーで「浜松の伝説」を見た。武田の軍は当時、徳川の軍を上回る、軍勢だった。浜松城に逃げ帰る徳川を追う武田の軍。捕まってしまうのだろうか?奇策を練った徳川は「サイガガケ」という崖に、布で橋を渡したのだとか。12月というから、雪が降っていて、橋が白く見えてもおかしくないだろう。エレベーターの事故のように、先頭が布を橋と見まがい落ちても、軍勢は急には止まれない。徳川は、戦わずして多くの敵方の犠牲者を作った。戦死者は、いつまでもうめき声を上げ、近隣の住民も恐れをいだいた。徳川自身も覇権を得てからも、このことにはココロを傷めたようで、供養したという。彼の夢枕には、多くの戦死者の影が見えていたのかも?