ivataxiのブログ

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ラジオ 飛ばなくなった飛ぶ力のあるコオロギ

ラジオ話。アフリカのコオロギは海を綿って150kmも飛ぶのだとか?何でわかるかというと、岸から150km地点の船にコオロギが飛んで休みに降りたのを目撃した例があったからとか?研究のためその150km飛ぶコオロギを日本に持ち帰った。箱に入れていてもしもフタを開けたままにすると飛んで行ってしまうので、研究員に「ちゃんとフタをするように」と申し送ったそうだ。だが、新しい研究員がそのことを知らずにフタをしなかった。彼は怒られたがコオロギは一匹も脱走しなかったとか?で「試しに窓から落としてみましょう」ということになった。もしも飛ぶ力があれば落とした時に飛ぶはずだからだ。でも飛ばなかった。みんなボトボト地面に羽根も広げずに落ちていった。その後、運動能力・羽の構造について調べたが問題なく飛ぶことができる機能は満たしていた。なぜ飛ばないのだろう?どうやら何世代も飛ばなくても良い環境で生まれ育って世代交代するうちに飛ぶという考え・クセなどがないまま世代を全うした結果らしい。「飛ばなくなった飛ぶ力のあるコオロギ」。どこか今の日本人に似ている気がする。