ivataxiのブログ

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鳥 電線止まり木

太い電線? 鳥のスタンド・バー
夕暮れになると、ナゼだかネオンに向かう。行き着けのカウンターには馴染みの誰彼がいて、何を話すでもなく、グラスを傾け、今日を振り返る・・。そんなバーに集う習性を、ある種の男たちは持っている。夕方の赤さを増した空には、高圧電線が糸取りをしているような形に張り巡らされて、クッキリと黒く浮かび上がる。良く見ると、一部だけが太い。最近流行の「光」の電線工事なのだろうか?とも思う・・。良く見ると、そこは周囲が田んぼで、その辺りでの今日一日の収穫を終えた少し丸みをおびた鳥たちが、一部の電線に集中して止まって、何やら鳥だけにわかる話をしているようなのだった。「行き着けのカウンターには馴染みの誰彼がいて、何を話すでもなく、グラスを傾け、今日を振り返る・・。そんなバーに集う習性」を、ある種のトリたちも持っているのかも知れない。本当に空が夜の色になる少し前には、それぞれの木々の寝床に戻って行くようなのだが・・。