ivataxiのブログ

絵 文章 映画

千と千尋の神隠し

ジブリ作品「千と千尋の神隠し」の中に「ハク」という龍が出てくる。
「ハク」は本名「ニギハヤミコハクヌシ」という。
コハク川は、現在埋立られてマンションの下・・。
彼は本来の名前を隠されている。
湯婆婆から封印された名前を口にした瞬間、
人間の姿がウロコで覆われた龍に変身し空を飛ぶシーン。
痛快である。千尋も本当の名前を封印され、
湯婆婆の双子の姉妹である銭婆に魔法をといてもらって
初めてブタになった両親を救助できる。
ここに出演の「カオナシ」は、英語でノーフェイスというらしい。
自分の声もないので、
相手が欲しがる金などで相手が関心を持った瞬間
飲み込みその声で話す。
金は力があるから、湯屋のほとんどの人を飲み肥大化する。
一番関心を引きたい千から無視されて、すべて飲み込んだ人を吐き、
元のカオナシに戻る。
この辺りの由縁が大人の隆盛と潮の引き様とも重なる。
行くあてのないカオナシは銭婆が引き取る・・不思議な関係。
原作は柏葉幸子さん著「霧のむこうのふしぎな町」なのだろうが、
断られ宮崎駿がアレンジしたものを出版社が認めたため、
ひと悶着あったようだが・・。