クライマーズハイ2

クライマーズハイ　テレビ2 「DVD映画鑑賞(83182)」 [ カテゴリ未分類 ]

テレビから3倍速でビデオに録画した「クライマーズ・ハイ」途中まで見て、一旦止めていたのだが、最後まで見た。監督/原田眞人氏・原作/横山秀夫氏。友人から、昨年の早い時期に「面白いから読んで」と、メールで誘われてはいた。図書館で借りたが、頭が追いつかなかった。だから映画しか見ていない。作者も作家デビュー前は記者だったようで、そこで遭遇した体験からできている作品のようで、フィクションというくくりは当たらないのかも？映像もリアルで、体験のない人には「そこまで忠実でなくても」と、思えるかもしれない。だが、タイムトラベルに必要な鍵としては、このリアルさが必要だろう。1985年にタイムトンネルが繋がり、他の様々な事象を思い浮かべることができた点は「オールウエイズ」と似ている。記者という部分と、社長の内縁の子という自身の過去との、戦い・決別。また、子供と別れて暮らすという、互いのコダワリをこだわり抜いた、主人公「ユウキ」。もう、今は少ない過去の日本の男のダンディズムを生きて見せている。優秀さと不器用さ・知的で現実能力の高さ・子供の部分でどうしても拭い去ることのできない、過去・おいたちを匂わせる回想。元の記者であり、山仲間との約束を、その息子と実行してゆく。いくつものストーリーが、折り重なっており、軽く飛ばして見ても良し、深くじっくり何度も味わうも良し。画面は一見暗く、スピード感に乏しいのだが・・イヤイヤ・・どうして！