ivataxiのブログ

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クリスマス前7

クリスマス前だというのに部屋の中
特にクリスマス前のこの数日をどうする・・ということもなく、部屋に引きこもるのである。暖房をつけ湿度も増やす。少し消極的なクリスマスの飾りつけ・・。でも、クリスマスのCDをかけパソコンに向かうのは、良い感じである。夕暮れは、すっかり日を落とし、外は暗い。間近の家々は、それなりの電飾が点滅しており、窓の曇りを通しソフトフォーカスがかかりあわくぼんやり光が点滅する。雨も冷たくて、なおのこと部屋の暖かさがいとおしい。そんな部屋の中での一時・・実は、嫌いではないのである。

カモメ食堂

かもめ食堂
監督/荻上直子・原作/群ようこ(書下ろし小説)なのだという・・。女性パワーを感じる。「たんぽぽ」のように、未亡人成功物語的上昇志向というのでもない。淡々・・たんたん・・としている。むしろ、ロケ地「フィンランド」の景色・ネコ・カモメ・人などのスナップをみてなごむ。小林聡美片桐はいりもたいまさこの三人は「セクシーボイスアンドロボ」でも、共演していた・・何か関係あるのかな?バックには井上陽水「クレイジーラブ」が、やはりのどかに流れる。普通のストーリー展開とは違う。もう少し続くのでは?というところでタイトルが出て・・意外に早い終了となった。

年末の紅葉

年末の紅葉
山を見ると、所々紅葉が残る。「普通だ」と、思える文章だが、今はもう年の瀬なのである。近くのお寺の住職さんが「今年は紅葉は赤く・風もないので散らずに美しい」という。確かに赤く美しい。でも、近くで見ると、赤ちゃんの手が老人になったみたいにも見える。平和な光景にも見えるのだが・・温暖化が様々な形で見え隠れしているみたいなのである。

ハトの色

整列してわかるハトの色
田んぼからバラバラっと飛び上がるハトたち・・ざっと20羽くらいだろうか?飛び上がると、ハネの表と裏が色違いに互い違いに見えるから、それぞれが何色なのか良くわからない。電線に止まると、何羽なのかもわかる。ほとんどが灰色っぽいハトだが、白いハトが一羽混じっていることに気付く。こういうのを劣性遺伝っていうのだろうか?

ニオイの手紙

愛犬のお散歩 後ろから見た風景 匂いの手紙
残念ながら愛犬を飼っているのではない。散歩の途中で見た風景である。真新しい住宅街というのは、美しい。人の家の話でも、散歩には気持ちが良い。子供二人が一匹の犬を連れて小走りに追い越して行った。でも、犬は色んな家の隅の匂いが気になるのか、時折立ち止まるので、ほぼ同じスピードなのである。飼い主の子供たちは、犬のお散歩という意識が薄く、むしろスポーツととらえている風でもある。もっと先に走って行きたいのに、犬が止まってしまう・・という感じなのである。犬はまだ小さく、名前は知らないが綺麗に刈り込まれているクルクルとした毛の小型犬なのである。だから、主人たちが引っ張ると難なく首輪ごと空中に引っ張り上げられる。まだ新しい住宅街には、他の犬からの匂いの手紙も気になる所なのだろうが・・。後ろから見ていると、いつまでももっとかいでいたかった、その辺りを目で追っている子犬なのであった。

ノバ社長室

nova社長室をTVで見て・・
朝のTVで見た330平米の社長室の画像は、何かとひんしゅくを買っているようだ。子供の頃から、自分はビンボウなのにお金持ちの家には良く遊びに行ったりした。周囲の遊び仲間が偶然みんなお金持ちだったので仕方ない。大人になっても、そんな感じで、自分は相変わらずビンちゃんなのに知人がお金持ちだったり・・だからといって、そのことによってこれといって何も良いことはないのだが・・。ともかく、社長室には一度しか入ったことはない。バブル全盛時代の話である。社長室の手前には若い女性秘書がいた。「どのようなご用件でしょうか?」みたいなことをいうので、知人である旨を説明した。彼女はキビスを返し社長室に一旦入り戻ってきた。ともかく許しが出たらしい。その部屋は特に豪奢ではないが、当時の最新パソコンなどがあったが、ありきたりに応接セットが目に入った程度の記憶しかない。だが、むしろ・・社長室に入って行く時に見た秘書のカカト(キビス)の細くて高いヒールと、キラキラしたスパンコール状の飾り・部分的に刺繍の入った網模様のストッキングの方が、脳裏に焼きついている。社長室・・というより・・「秘書の存在」が、どうしても印象が大きく残った。

オウギソウ

オウギソウ 秋の歩道
もちろんコスモスがやはり秋には主人公だといえるだろう。強すぎないピンクが頼りなく風に揺れる様が秋とつながる。歩道を少しずれた視線でぼんやり眺めると、緑色やピンクが微妙に混ざり合った丸いボールのように見える植物があることにある日気づいた。「何という名前なのだろう?」と、思うのだが、三歩歩くと忘れる散歩中の鳥頭(鳥はエサをくれた主人のことを三歩歩く間に忘れてしまうらしい)なのである。信号待ちで、歩道横の植物を管理している人が、このボールのような植物に入れ替えているのを目撃した。勇気を出して車から降り「これは何という名前ですか?」と聞いてみた。「これはオウギソウというんですよ。綺麗でしょ?」と微笑んだ。溜飲を下げる思いだったが、きっとすぐに忘れてしまうだろうから・・ここに書き留めることにした。