ivataxiのブログ

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バガボンド

昨日、つけたテレビに「バガボンド」の作者が出ていた。お相手は脳科学者の方。「スラムダンク」を描き始めた頃には、ギャグな表現が多かったようなのだが「バガボンド」の武蔵は、人間の究極の内面を深く掘り下げて描く大作だ。一年も連載を休止。でも、読者は気長に待っている。戦国時代に人を切りまくる武蔵の心情を、自身の心の奥底に照らし、キャラクターが動くままに描く。「最初は売り上げ狙い・・という面でのテーマでもありましたが・・。今では、ずっと後になって読む読者に、何か伝わる・・という考えにも変わっています」という。謙虚な笑顔・戦国武将の鋭い目。「たかがマンガ」といえば、切り殺されそうな鋭い心の深さを感じる。「最後は、武蔵と小次郎・・・何らかの形でからむと思います」と、作者自身も、キャラクターの動くままに任せているみたいだった。