古いマンガだが好きな「MMR」の中に「形態共鳴」というのが出ていた。宮崎県のある島でニホンザルにサツマイモをエサとして与えていた。そのまま食べていた群れの中に一匹だけ海水で洗う猿が現れた。すると群れの多くの猿も同じことをするようになる。ほぼ同じ時期に、別のは慣れた場所でもニホンザルが海水でサツマイモを洗って食べるようになった。「クジラやイルカが団体で岸辺に打ち上げられた」とか「若者が凶暴化する」とかいうのも、動物としての人間における形態共鳴なのかも知れないという仮説。もしもそうなら「個々人の石とは別な、群れとしての石が優先されてしまう」という。
