ivataxiのブログ

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ラジオ 帽子

ラジオで帽子の話をしていた。「キャップ」は野球帽の形でひさしが一方にだけついている。「ハット」は、周囲をぐるりとつばが回っている。イギリスではシルクハットが普通の印象なのだが、最初にこの奇抜な形の帽子をデザインした人は「風紀を乱す」ということで外出禁止にされたそうなのだ。だが、今やイギリスではシルクハットはシンボル的帽子なのだ。リンカーン大統領は、他の人より一段と高い帽子をつけていて、普通でも背が高いのだがさらに誇張してノッポでイメージを高めた。あごひげも印象操作に役立ってはいたが。現在の街では男性も野球帽よりもハットが増えたように見える。夏は麦わら素材やそれに準ずる物も多い。サザエさんのお父さんの波平さんが通勤で被る帽子はハットタイプ。当時のお父さんたちはこれを普通に通勤で被っていたようだ。道路標識の「人が通行できる通行帯」のマークの大人と子供では、大人がこのハットを被るシルエットだ。日本で大人たちが通勤でハットタイプの帽子をかぶらなくなったのは、東京オリンピックあたりらしい。当時は田舎から東京に就職というのが日本人のごく普通の考え方で、満員電車ではただでも隣の人がギュウギュウとくっつく。そこに全員男性がハットタイプの帽子を被っていたら、周りの人に当たって迷惑だろう。また、頭から落ちても手を使って治すこともできない混雑。大都市圏に生活したことがある方はご存知だろう。でも、最近は男性もおしゃれになった。体型もモデルみたいな人が多い。・・で、ハットタイプの帽子が復活したのだろうか?それとも麻生太郎さんのギャングルックに傾倒した若者が増えたのだろうか?