ivataxiのブログ

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痰壷(たんつぼ)

現在の駅は清潔だ。清潔すぎるともいえる。昭和の駅には「痰壷(たんつぼ)」があった。というか、なくてはならない器物だった。痰壷とは「たんを入れる壷」のことで、たんとは、のどにひっかかるネバネバした分泌物のこと。それを駅のあちこちに所かまわず「くあぁ~っ。ペッツ」と吐くのが当時当然社会。それを駅員さん(まだJRじゃなくて国鉄)が、掃除するのが大変ということで、設置された。今ではもう見なくなった「痰壷」。でも若い人でも平気でその辺にツバをはく行為はみかけられる。