ivataxiのブログ

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ラジエーションハウス 脳脊髄液減少症

窪田まさたかさんの主演「ラジエーションハウス」は、期待されていなかったのかも知れないが、視聴率は高かったようだ。最後の手術「脳脊髄液減少症」が、ヒトゴトではない。2008年にぼくもその手術を受けた。まだ、労災認定されていなかったから、高額医療だった。原因もいつからなのかもわからない「カゼですね」と、近くの病院で熱がないので見てももらえなかった。立つことも座ることもできない。頭が痛くて「カゼ薬を飲む」だけで、ただ寝ていた。食事の時間さえ、頭を起こすことが苦痛で、一口口に入れるたびに、倒れていた。仕事にも行けないから「怠けている」と、家族にもいわれる。2007年末から、家で寝ていたが、もうガマンできなくて遠くの大きな病院に2008年1月4日、ようやく病院が開いたので行ってみると「内科」はパニックの患者の多さだった。「他に症状は?」と、受付でいわれ「頭が痛い」というと「脳外科は空いていますから、一応、見てもらっては?」ということに。CTで「最近、くも膜下出血のあった跡がある」という。「ここでは手術できないから、別の病院に転院してもらいます」という。外聞もあるから、救急車ではなく、事務員さんの付き添う普通のワンボックスで向かう。
別の病院で、一人ストレッチャーの上で放置され気を失う。
緊急でCTと造影剤を入れたMRで、概要を見る。「検査入院」ということで、1/7まで置いてもらった。
「もし、くも膜下出血ならば、もう一回爆発がある。動脈のコブを発見して手術すれば助かる可能性がある」という。でも、コブは発見されず「硬膜内けっしゅ」が発見された。この手術だけなら簡単らしい。でも「脳が下がっています。アルツハイマーのような画像です。もう少し考えてもらえますか?」という。「低体圧症候群。別名、脳脊髄液減少症、という恐れがあります。熱海に有名な病院があるので連絡してみます」という。症状がどんどん悪化。熱海に移動することもできず、その病院で手術をすることに。「まだ誰も手術をしたことがないケースで成功例もないが、このままだと死んでしまう」というので、最善を尽くす手術が行われた。ぼくは意識のない状態で、家族が医師と話し合って手術を受けた。
このドラマで「手術の内容を見れるかも?」という期待があったが、まったく手術の内容は描かれなかった。