ivataxiのブログ

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煙突効果

ラジオでマキストーブの煙突の話し。子供の頃の学校のストーブが「マキストーブ」で、鉄のストーブだったが「一体、何を巻いているのか?」と疑問だった。「マキ」は「巻く」の意味かと思ったが、どうやら「薪」の方だったのかも?今、ウチでは灯油のストーブで、灯油をタンクに入れて、逆さまにセットする。灯油の蒸発する着火の繊維の部分に火を点けると安定的な温度で燃えるようなストーブだ。マキストーブの時代は、燃料は、石炭・木炭・練炭そして薪などがストーブの燃料の主流だった。すごく煙が出るから、それを室内にこもらないように煙突があるのだと思った。学校のマキストーブの上部から円筒形の煙突は色んな角度に曲がって、結局は天井あたりから外に出る。下で、燃やした燃料の火力は側面だけでなく上部の平面な金属部分にも行き渡るから、そこで金属製のお弁当箱を置いて温めたり、ヤカンの湯沸かしに使ったりできた。ところで、煙突だが、煙は十分に完全燃焼していないから出るのだとか。温まった空気が煙突から上昇して外に出る時、下から新しい空気が燃える火に入ると、更に火が強くなるのだとか。それを外で火を使う時にも使えるようだ。木などで火を起こした上に煙突を使うと、より効果的に火が燃える「煙突効果」があるようなのだ。陶器の「登り窯」なども、この効果を使ったものらしい。