ivataxiのブログ

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明け方のカラスは無敵

明け方のカラスは無敵

いつだってカラスは無敵なんだと思う。ゴミの日にカラスよけネットの一部をクチバシで切ってはエサをゴミの袋を破って食べる。近くに寄っても少し横に逃げるが遠くまで飛び去らない。何もいわずに人を黒い目で睨む。時には「カァ」とか威嚇する。止めてある自動車にもフンを落とすが以前歩いていて半袖でむき出しの腕にフンを落とされた。鳥の直腸からわずか数秒しか経っていないフンは水分が多く暖かかった。いやになる。フン害に憤慨する。(ここちょっと笑うとこだから)人間が一人でカラスが数羽だとこっちが分が悪い。「ヒッチコック映画/鳥」を見た人なら戦慄を覚えるだろう。朝も早く起きるヤツラ(もちろんカラス。解説を入れるなら最初からカタカタ3文字書けばいいのだが)。今朝も信号機のある比較的大きな交差点の真ん中にヒョコヒョコ足で飛びながら立っているカラスを見た。信号が変わるまでクルマは何もできないことも知っていての狼藉である。信号が変わってクルマが走り出すと、決してここまでは走って来ないという地点まで最低限の移動をして「クエ」とクチバシでバカにする(少なくともそう感じた)のだ。明け方のカラスはライオンもチータハクトウワシもいないこの辺りでは地上と空での無敵なのかも知れない。