ivataxiのブログ

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寒い朝スズメ

雨上がりの寒い朝であったスズメ
冬の朝は寒い。たぶん多くの人がそのことについては異存がないと思う。加えて雨上がりだったりすると、お布団からなかなか出られなくなる。でも、体をお布団(ベッドの人もいるね♪)から、ベリバリ・・と引き剥がし、何とか日常生活に立ち戻る。いつもの道をいつものように歩くのだが、心持ち体を小さく丸くしてしまう。歩道横の刈り込まれた植え込みの近くにスズメがいた。やはり、体を幾分小さく丸め小さくピョンとハネている。こちらがスズメに気付いているように、スズメの方もこちらに気付いていることは確かである。だが、冬の寒い朝のこと・・ストレッチも十分でないからだろうか「お互い気付いていないということで・・ヨロシク」風に、挨拶をしない隣人のようなソブリなのである。「今はね、あんまり飛びたくないんだヨ、だからまた天気の良い日にね・・ネっ♪」という感じで植え込みの影に潜むのだった。本来の人間とスズメのあるべき姿は「人間が近づくととっさに飛び上がるスズメ、本当はとっくに気付いていても一応ビックリする人間」の構図というのが自然なのだろうが・・。また、日差しの暖かい日に会ったら、普通にスズメも飛び立つのだろう。