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暗黒に光る星

暗黒だから光る星
スターウォーズなんかでも「暗黒面」という表現があり、人間誰しも持ってはいるが、直面して見たくない心の部分をさすようなのだ。朝が寒くなったけれど、朝日も少し遅くなっている。なのに、深夜に目覚める時には、静寂と暗さが余計に世界中で自分を一人ぼっちにさせるような心細さがある。早朝と呼ぶには少し早いが、ゴミ出しに行く。北斗七星と北極星くらいしか知らないのだが、暗黒と呼ぶのにふさわしい深夜寒空には、北斗七星と北極星以外の星々が、なんとたくさん存在することだろう!どこかにいるだろう「世界一のお金持ちさん」は、時折自分の持っている宝石を暗い色の布の上に広げ、一つ一つ丹念に「自分の物である」ということを確認して微笑むのだろう。深夜の暗黒に散りばめられた大小無数の星たちを見上げると、そんなお金持ちの心が覗ける気がする。ただ、手に触れること・現金化するということはできない話だけど。この冬らしい暗黒の空があるからこそ、星はさらにきらめくのだろう・・と、思うとまんざら暗黒というものも悪い一方ではないのかとも思える。