ivataxiのブログ

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アリエッティー

原作はメアリー・ノートンさん(イギリス1903~1992)の「床下の小人たち(1952)」というファンタジー作品だとか?監督米林宏昌氏(ゲド戦記)脚本は宮崎駿さんと丹羽圭子さん(ゲド戦記コクリコ坂から)。スタジオ・ジブリ作品。「人間に見られてはいけない」それが床下の小人たちの掟だった。というのが宣伝タイトルだったようだ。何しろ小さいはずの猫が猫のバス位の大きさだし、バッタの足が食料だったり、角砂糖一つでしばらく十分にもつ・・。工夫と手作りでありあわせと創意工夫で素晴らしくいきいきと床下に暮らす知的で勇気ある小人たち。母ホミリー(大竹しのぶ)父ポッド(三浦友和アリエッティー(志田未来)。草原の独りの勇者?スピラー(藤原竜也)と豪華。小さなポットからお湯が出る時、丸く大きく膨らんだ表面張力などリアル。アリと角砂糖を取り合ったり、カラスに襲われそうになったり、普段の人間の生活の中に小人たちの危険は一杯なのだ。人間の男の子翔(神木隆之介)は心臓を病んでいるが、滅びゆく小人族たちときっと手術がうまくいかないだろう自分の未来を重ねて暗く考えてしまう。だが、一条の希望に勇気と行動力でたちむかう小人たちに少し考えを変えたのだろうか?小人たちも翔の術後も語られていないから想像するしかないのだが・・。