ivataxiのブログ

絵 文章 映画

バス車窓

普段は自動車ばかりなのだがたまにはバスにも乗る。自宅に自家用車は一台だから、家人が使うといえば、徒歩・自転車なのである。少し遠い所には電車やバスを使う。電車で座席に腰掛けている時に景色を見たりすると「あの人席を譲らない」的視線に痛めつけられることがあり、たいてい目を閉じている。バスでは間違って優先座席に腰掛けて、やはり「あの人知らないの?」的視線が刺さり、別の席に移る。不人気なのはタイヤの上の丸く膨らんだ辺りだ。
窓側は足が不自然に持ち上がる。真下の渋滞中の自家用車を見下ろす形なので、くつろいだ助手席が見える。各自の自宅の騒然とした散らかり具合を確認する思いだ。窓側は不自然すぎる足の高さなので、通路側に移る。高校生が前の席で話している。古い人間には理解できない言葉も多々あるが、かいつまんで理解するにたいした話でもない。道沿いの風景が変わっているのだが、何故なのかわからない。そうだ、店舗だった所が空き地になっていたり、駐車場になっている。道沿いがこうだと、路地裏はもっと閑散としているのだろうか?「貸事務所」などの看板も多い。バブル以前と、リーマン以降ですごく景色も変わるみたいだ。