ivataxiのブログ

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ワンコ 火葬

最初に何度も話すが犬は飼っていない。
親戚の犬が亡くなって「どうしても焼き場にその時仕事で連れて行けない」
と、昨日電話があった。
ぼくは犬が怖いから、玄関でいつもぼくのような小動物を威嚇するその番犬は
好きとはいえなかったのだが。だが亡くなった場合少し状況も変わる。
朝行くとすでにダンボールに入っていた。心持ち小さくなったのだろうか?
「最後は水も飲まなくなり、注射器で水を口に入れた」
と、叔父さんは何度も同じことをいう。
飼い主は複数でそれぞれがいかに最後に関わったのかについても何度か聞いた。
ともかくみんな何か理由があって僕が焼き場に行くことになったという所に結びつく話らしい。
人間を焼く所だが、一緒に焼いてくれる。ネコの時には何も事務手続きはなかった。
犬の場合登録があるから、住所に犬の名前も記載する。
ちゃんとロウソクと線香も用意されている。人間みたいだ。
市役所の管轄だから、事務手続はやらないと。
ただ置いて来たということだが、ともかく葬儀は済んだ。
「焼き場に行く時は、帰り道は違う道を行かねばならない」と、このあたりではいう。
違う道の先に叔父さんのお兄さんが住んでおり、少し帰りに寄り道をした。
いくつになっても兄弟なのである。